こんにちは、株式会社エー・リンクのスタッフです。本日は「雇用保険制度」と「労働保険制度」について、簡単にご説明いたします。
雇用保険制度について
労働者が失業したときや育児・介護のために休業したときなどに、生活の安定や再就職をサポートするための制度です。この制度には、以下のような給付金があります。
まず、失業給付金は、失業中の生活を支えるための給付金です。失業前の賃金に応じて支給されます。
次に、育児休業給付金は、子育てのために仕事を休む場合に支給される給付金です。休業前賃金の67%(180日間)または50%(その後)相当が支給されます。
家族の介護のために仕事を休む場合に支給される給付金です。休業前賃金の67%が支給されます。
最後に、教育訓練給付金は、労働者の能力開発を支援するための給付金です。指定された教育訓練を受講し修了した場合に、訓練費用の一定割合が支給されます。
雇用保険の適用を受けるためには、週の所定労働時間が20時間以上であり、31日以上の雇用見込みが必要です。また、失業給付金を受け取るためには、離職前の1年間に6ヶ月以上の被保険者期間が必要です。
労働保険制度について
次に、労働保険とは、一般に「労災保険」と雇用保険を総称した言葉です。保険給付は両保険制度で別個に行われますが、保険料の徴収については、両保険は「労働保険」として一体のものとして取り扱われています。
法人の役員、同居の親族等は、原則として対象となりません。詳しくは管轄の労働局にお問い合わせください。
労働保険の年度更新
労働保険料は、年度当初に概算で申告・納付し、翌年度の当初に確定申告の上精算します。事業主は、前年度の確定保険料と当年度の概算保険料を併せて申告・納付する必要。これを「年度更新」といい、例年6月1日から7月10日までの間に、労働基準監督署で手続を行います。
労働保険料の算出方法
労働保険料の額は、原則として以下の計算式により算出されます。 (全ての労働者に支払った賃金の額(賃金総額))×(保険料率)
※雇用保険については、被保険者でない者の賃金は除かれます。
雇用保険や労働保険に関する詳細な情報や手続きについては、最寄りのハローワークまでお気軽にお問い合わせください。
株式会社エー・リンクは、皆様の生活とキャリアを全力でサポートいたします。